COLUMN住まいのコラム

うっかり忘れがちなコンセントの配置

イエタッタ編集部
2018.10.12

新築の内装決めといえば、壁や床などが思い浮かぶのではないでしょうか?

しかし、忘れてはいけない重要な設備があるのです。

それは「コンセントやスイッチ」などの配線計画。

快適な住宅にするために間取りや採光などに気を配る人はたくさんいますが、

配線計画はなにかと見落としがちな部分です。

実際に、家が出来てから失敗だったと言う声が多いのはコンセントなのです。

コンセントの位置もそうですし、何口のコンセントにするのかもポイントです。

そして重要なのは、コンセントを配置するための注意点を意識することです。

専門家がつくった電気配線図だからといって鵜呑みにしてしまうのは結構危険です。

理由は、あなたの生活に合ったコンセントの配置ではなく

、あくまでも設計士が想定したコンセントの配置だからなのです。

家が出来てしまってから後悔しないようにしっかり計画していきましょう。

 

【まずは家具を置いてみる】

コンセントの位置は、設計の段階から考えておきたい部分です。

まず準備として家具を配置してみるとわかりやすいです。

もちろん図面上でOKです。

なぜ家具をおくのかというと、家具を置く位置によってコンセントの位置が決まるからなのです。

例えば寝室の場合。ベッドやテレビ、間接照明などを置くとします

。ベッド周りならば手元用のライトや充電器を差すためなどにコンセントが必要になりますよね。

それぞれの近くにコンセントを設けると配線が邪魔になりませんし、延長コードを使う必要もありません。

それと、家具を置く位置がイメージ出来ていると、ベッドにコンセントが隠れてしまって使えない、

なんてことも防げます。これはあくまで寝室の一例ですが、コンセントが活きるかどうかは、

このようにまず家具をどこに置くか決めることから始まります。

 

また、家具と同じように家電製品を配置するのも効果的です。

キッチンで使う家電製品は特に多いので、同時にいくつの家電を使うかを把握しておくといいです。

そうするとコンセントが足りないなんてことがなく、タコ足配線に頼らなくても済みます。

TV周りも機器を繋ぐ数でコンセントの口数も変わってくるので注意したいポイントです。

 

【掃除機の届く位置にコンセントを】

さて、家具と家電を配置し、家具の邪魔にならない位置に必要なコンセントの場所を決められました。

後は残りのコンセントの場所を決めていきましょう。

 

残りのコンセントは偏りなく配置していくのが重要になります。

欲しい位置にコンセントが無いという事態にならないためには、コンセントの位置を偏らせないことです。

 

そのコンセントの決め方にもコツがあります。

それは、掃除機のコンセントを差すならどこが使いやすいかを意識しながら

コンセントの位置を決めるという事です。

この場合、コード付き掃除機をイメージしてください。

 

このことを意識して配置していくと、家の隅々までコンセントが自然に配置されます

住み始めてからコンセントがなくて困るということが減るはずです。

 

そして忘れがちなのが収納の中です。例えばウォークインクローゼット。

クローゼットと言っても小さな部屋のようなものなので、

きちんと掃除機をかけられるようコンセントを。

内部が暗くて照明を追加したくなったときも困りません。

あとは掃除機がコードレスの場合、しまう収納スペースの中にもつけておくと、

収納したまま充電が出来るので配線が気になりません。

 

【家の外も忘れずに】

ついつい家の中ばかり目がいってしまうコンセントですが、

家の外にもコンセントは必要になってきます。

 

エコキュートや浄化槽なんかにはコンセントが無いと困ります。

他にも電気自動車などを購入する予定なら、より多くの電気を使えるコンセントがあるといいですね。

また、屋上や広めのバルコニーがあるお家はコンセントがあるととても重宝します。

 

 現段階で使う予定がなくても、後々設置するのは大変なので

家の外にも忘れずにつけることをオススメします。

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