COLUMN住まいのコラム

家づくりに風水は取り入れるべき?「家相の良い家」について調べてみた!

イエタッタ編集部
2022.08.05

この記事を書いている人

 

イエタッタ編集部 森内

風水のことを全く知らない中年男性。「黄色は金運が良くなる」くらいの知識しか持ち合わせていない風水素人。

 

イエタッタ編集部 寺林

人並みに占いが好きな今ドキ女子。占いに課金していた過去を持っている。

 

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家づくりする時に「風水」って考えないとダメ?

 

唐突になんすか。風水?気になるんですか?

 

いや、僕はもう家づくりが終わってる身なんだけど、特に風水のこと考えて間取り作ったりしなかったなぁと思って。

 

あぁ、「鬼門の方角は玄関にしない」とか、そういうやつですか。

 

そうそうそれそれ。最近SNSとかでも「風水は間取りから考えるべき!」って投稿も見たし、結構流行ってるのかな。

 

ん~、でも風水よりも家事ラク動線とか、実用的な部分の方が大事な気がしますけどねぇ。

 

風水と実用性の両立は難しそうなイメージあるね。風水でガチガチに固めようとしても、流石にキッチンの真横にトイレは置きたくないしね笑。

 

確かに笑。住宅会社さんに「風水にめちゃくちゃこだわった家づくりしたいです!」って言ったら困られちゃうかもですね。

 

そういう事例があるかどうか、住宅会社さんに直接聞きに行ってみようか。

 

うい~。

 

返事は「はい」!

 

うい~。

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というわけで今回は富山県高岡市にあります「東山住宅株式会社」さんへお伺いさせていただきました。

 

東山住宅さんのHPはコチラ

イエタッタ会社情報ページはコチラ

 

 

家づくりを考える際に風水はどのくらい重要なことなのか、早速お話を聞いていきたいと思います!

 

 

家づくりに風水って重要なの?

 

まず最初にお伝えしておくんですが、私共は風水とかのプロではないんですよ。

 

そもそも風水ってプロの人っているんですか?資格とかあるんですかね?

 

いやぁ、無いと思いますね…。鑑定士って方はいらっしゃいますけどね。
私は30年くらい建築一本で携わってきて、お客様のご相談に乗らせていただいています。風水や家相について色々と独学で調べたりして、大変参考にしている本なんかもあります。

 

結構古そうな本ですねぇ。

 

そうですね、かなり昔に出版されて、改訂もされているような代物です。 


↑とりあえず本をめくる寺林編集部員。ちなみに書いてある内容は全く理解できませんでした

 

これ以外にも多くの書籍やウェブサイトとか、〇〇派とか、風水には考え方が本当にたくさんあります。

それらを全部まとめて「正解」を導き出すのは不可能なんですよね。ですので「家づくりに風水は重要か?」という問いについて、私の出す答えってのは「重要かどうか、明確な答えはない」ってことですね。

 

「黄色→金運が上がる」くらいの知識で今日来ちゃったけど、なんか壮大な話になってきましたね…。

 

安心してください、私も「赤色→生命力」くらいの知識です。

 

笑。まぁそれも間違いなく風水の考え方なので間違いとかではないです。ただ、私は家づくりと関連付けて考えていますので、もうちょっと複雑な感じになります。

今風水について聞いてもらっているんですけど、家づくりにおいては「風水」と合わせて「家相」も考えることが一般的だと思っています。

 

かそう…?かそうって、ビットコインとかの…?

 

それは「仮想通貨」。かそうって「家の手相」って書いて「家相」ですよ。

 

あ、そうか…。いきなり資産運用の話かと思った。

 

そんなわけないでしょ。

 

 

 

 

家相ってなに?風水と何が違うの?

 

私とかだと「家相」よりも「風水」の方が聞きなれてる感じなんですけど、家相の方が重要なんですか?

 

基本的に家づくりされるお客様からは、「風水」よりも「家相」について聞かれることが多いですね。風水は色とか、置く物を駆使して、「もう既にある家を良くしていく」という方法で使われることが多いイメージです。

それに対して、家づくりの段階ではやはり「家相」が気にされることが多いですね。

 

なるほど、もう建てた家の間取りを後から変えることは出来ないですもんね。

 

風水は土地から見ていって、住宅の場合は家相から見ていくことになります。

それぞれ発祥のプロセスが違うんですよ。風水は大陸の方から伝わり、日本独自の民族性を取り込みながら「日本独自の家相」が完成しました。風水はヨーロッパでブームになって、日本でもとても話題になった感じですね。

 

ほえ~

 

家相ってのは、土地よりも建物。家の形とか、向きとかが中心の考え方になります。

家相には皆さん共通の悪い方向ってのがあるんですよ。「鬼門」とかって呼ぶんですけど。

 

鬼門は聞いたことありますよ!鬼の門って書くやつですよね。

 

急にドヤ顔で割り込んできたwww

 

知ってる言葉出てきたと思って嬉しくなっちゃった…。すみません。

 

鬼門・裏鬼門は有名な言葉ですからね。お気持ち分かりますよ。

 

(裏鬼門ってなんだ…?)

 

(裏鬼門ってなんだ…?)

 

 

ちょっとこれを見てください。こっちが北で、東北の方角を見ていただくと「丑」と「寅」が書かれていますね。

↑東山住宅さんに見せていただいた「五黄土星中宮」の図。

下に北があるので「印刷ミスかな?」と思いましたが、知識が無さ過ぎて分からなかったので黙っておきました。

 

 

確かに、「丑」と「寅」がありますね。

 

牛はツノがあって、虎はキバがある。それを足すと「鬼」になるんですよ。

 

へぇ~、なるほど~。

 

まぁ色々諸説あるんですけどね。この東北の方角から強い敵が攻めてきたとか、強い風が吹いてきて災害が起こったとか、それで被害を受ける方角ってことで忌み嫌われるようになったんです。

 

故事成語みたいな成り立ちがあるんですねぇ。

 

で、風水にはこの概念が無いんですよ。

 

家相にしかないんですか?

 

そうなんです。風水には共通した悪い向きってのは存在してなくて、玄関の向きによって善し悪しが決まってくるんです。

例えば「玄関が北西」であるならば「トイレは東北にあるのが好ましい」という考え方もあって、一概に「東北(鬼門)にトイレを設置してはダメ」とはならないんですね。

 

なので商売される方とか、そういった方は風水を気にする方が多いイメージですね。

 

なるほど、商売される方は確かに気にされるでしょうね。

 

 

 

風水には運気が変化するタイミングがある⁉

 

風水と家相の違いとしてもう一つ、風水には時間のサイクルによる変化という概念があります。風水は180年が1つの区切りとなるんです。

 

180年…

 

それを3分割して60年という区切りもあります。

 

60年…

 

で、さらにそれを3分割して20年の区切りもあります笑

 

180年どこ行ったんですか笑

 

区切りましたねぇ~笑

 

その区切りで運気が変わるって言われてるんですよ。直近は2023年ですね。

 

え、2023年?

 

来年じゃないですか。

 

そうなんです。ですから、今年もし風水にこだわって建物を建てたとしても、来年には運気が変わっちゃうわけなんですよ。

 

マジですか笑。それ知らずに建てたらすぐに愕然とすることになりますね。

 

そうなんです。そして、180年の最後の20年が「2023年~2043年」と言われています。

 

結構直近で大きな変化があるわけなんですねぇ。

 

めちゃくちゃ重要なポイントですね。これって、風水に携わる人の中では常識っていうか、共通認識になるんですか?

 

いや…、完全に風水が専門って方だけかもしれないですね。風水と家相が混ざってしまっていると、そこまで気にしていない方とか、知らないって方もいらっしゃると思います。

 

奥深い~。

 

 

家相は融通が効くとっても良いヤツ!

 

結局、風水と家相って何がどう違うって考えればいいんですか?

 

風水は「地面ありき」で考えるものなんですよ。地面を見て、気が最も強く入ってくるところを玄関にしたりします。

それに対して家相は最初から決まっている鬼門・裏鬼門を避けて、間取りを決めていく流れなので、この2つは本当に似て非なる概念になりますね。

 

未だに違いが把握しきれない~。

 

家相で言うと、風上側にトイレを置いてしまうと匂いとか嫌なものが家の中心に来ちゃうからダメって考え方なんですけど、最近ではもうトイレも最新型だとすっごい綺麗なんで、「現代住宅に家相は適用しない」って明言している方もいらっしゃいますね。

 

なんか、流行り廃りがあるって感じですかね。

 

TVとかSNSとかで取り沙汰された考え方が流行る、みたいな傾向はどうしてもありますね。

 

流行りものに乗っかりがちな中学生みたいですね。

 

そう思うと急に親近感が湧いてきた。

 

 

家相は結構融通が効いたりするのも面白いところですね。

 

これは一般的によく見る図だと思うんですが…

 

 

…いや~、見たことないですね笑。

 

全然読めない…笑。さっきの図と違うんですか?

 

これは鬼門・裏鬼門の角度がさっきより小さい「それぞれ45度」ですね。

 

あぁ、なるほど。

 

で、もっと狭くなるとこれは「それぞれ15度」です。あと、1回だけ見たことあるんですが、「それぞれ75度」が鬼門・裏鬼門になっている図なんていう物も存在しますね。

 

これ何でこんな違いがあるんですか?同じ家相なんですよね?

 

齋藤:「それぞれ75度」とか「それぞれ60度」が鬼門・裏鬼門だと、家におけるかなり大部分がそこに含まってしまうからですね。

 

あ、確かに。

 

トイレ置けなくなっちゃう笑。

 

この本だと「それぞれ11.2度」ですし、もっと行くと「この線の上だけでいいよ」って考え方もあるんです。

角度なくなっちゃった。

 

順番に妥協している形なんですよ。

あと、「鬼門・裏鬼門にトイレの空間が入っていても、便器だけ外れていればセーフとか、「お風呂の空間が入っていても、浴槽が外れていればセーフみたいな考え方もあります。

 

めちゃくちゃ妥協してくれますね。優しい~。

 

企画会議の時の森内さんくらい妥協してくれますね。

 

それは言わないで。

 

 

 

東山住宅さんが建てたお家って、常に家相や風水を意識して設計されているの?

 

東山住宅さんが作るお家って、常にこの風水や家相を反映させた感じというか、その辺りを絶対に意識して設計をされているんですか?

 

いや、そんなことは全然ないですね。

今までのお話の通り風水も家相も考え方がたくさんあって正解がないので、ウチから考え方を押し付けるようなことは絶対にしないです。

 

まぁ恐らく風水とか家相とかに全然興味ないよって方もいるでしょうしねぇ。

 

お客様とお話していく中で、やっぱりその方が重視するポイントにこだわるのが肝要ですね。

過去にはお客様の方から「どうしてもこの神社さんにおねがいしたい」ということで、ご指定いただいた神社さんで間取りのプランなんかをチェックしてもらって進めていったということもありました。

 

へぇ~!そういう要望をお持ちの方もいらっしゃるんですね。

 

その時、土地がなかなかの変形地だったりして設定が大変だったりしたんですが…。一番すごかったのは鬼門の範囲ですね。

ちょっと実際に描いてみますね。

 

 

この左上が玄関です。

 

 

この右下が和室で、ここには仏壇があります。

 

 

 

で、の仏壇から玄関までが鬼門だって言われちゃったんですね。

 

 

え?

 

もはや何も出来ないwww

 

仏様の扉の面から、玄関まで。ここまで鬼門ですって言われちゃったんで、かなり苦しみました。それらを何とか避けながら設計を進めたりしましたね。

 

大変すぎる笑

 

そういったご要望に応えたりするためにも、齋藤さんは色々と参考にしながらも独学で勉強されているって感じなんですよね?

 

そうですが、結局全部把握するのは諦めた方が良いなってなっていますけどね笑。とてもじゃないけど無理ですよ、全部把握するのは。

 

そりゃそうですね笑。

 

だからこそ最初に申し上げた通り、お客様のご要望をお伺いして、それにいかに応えていくか、というところを重視しています。「お客様にお任せする」っていうのはそういう意味ですね。

大変ですが、色々と考えながら設計をするのは楽しくて好きなんですよ。

常に新しい発見があって勉強になりますし、もしその知識でお客様のお力になれたらやっぱり嬉しいですし。

奥が深いからこそ終わりが無くて、やりがいがあります。

 

すごい探求心…!見習わないといけないですね。

 

そうですよ森内さん、見習ってください。

 

分かりました(怒)

 

 

 

家が建った後でも出来る、オススメの風水テクニックを教えて!

 

鬼門除けのお札とかありますんで、それを北東の角に貼る、とかですかね。

 

あぁ、見たことあるかも。

 

実家の壁に貼ってあったかも…。

 

外の壁に貼るやつですよ。

 

え、外?…見たことないかも。

 

まぁ、目立つんで気になる方は内壁でも良いですけどね。そういうお札って、台所とかトイレとか、貼ってあることはよくありますね。2月3日の節分で一区切りで、毎年貼り替える感じですね。

 

ウチの実家の壁にも神社のお札貼ってあるんですけど、ずっと貼ってあるんで親父のタバコのヤニでめちゃ黄色になってますね。

 

それ大丈夫なんですか?

 

一応1年のハズですね…。

 

あれ10年くらい貼ってあるかも…。

 

縁起わる~…。

 

 

.

.

.

その後、気になったので森内の実家の壁に貼ってあるお札を確認してみました。

 

なんと、フィルムに包まれて真っ白な状態で存在が確認されました。

あまり古くもなさそうなので、母がちゃんと張り替えているっぽいですね。

とりあえず安心しました。

 

.

.

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しかしずらしてみるとそこには激闘の証が…

ヘビースモーカーの父から30年間毎日壁紙を守ってくれた兵(つわもの)といった感じでしょうか。

健気に頑張るお札ちゃんを見て少し感動してしまいました笑

 

 

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今回ご協力いただいた東山住宅さんのご紹介!

 

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「今日もありがとう」を合言葉に、いつまでも愛される家、いつまでも感謝される家づくりをされています。

 

今回ご紹介した風水・家相に関わるような相談をはじめ、様々な家づくりの疑問に応えてくれる実績を持っていらっしゃいます。

風水・家相にこだわって家づくりを検討されたい方、是非一度相談に行ってみてはいかがでしょうか!

 

////////////////会社情報////////////////

住所:富山県高岡市北島323⁻45番地

TEL:0766⁻28⁻2500

営業時間:9:00~18:00

定休日:水曜日

参考坪単価:50~70万円

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