ウィズコロナでお家生活を考える!参考にしたい間取りとは?
コロナ禍において、私たちの生活はガラッと変わりました。それに伴い、住宅に求められる内容も少しずつ変わってきています。そこで今回は、ウィズコロナの新しいお家づくりの考え方についてご紹介します!
ウィズコロナの生活で住宅に求められる3つのこと
コロナ禍の生活において、ソーシャルディスタンスやマスクの着用、外出の自粛など今までにない考え方が常識となりました。これまで通りの活動が難しく窮屈に感じることも多いですが、決して悪いことばかりではありません。リモートワークの普及が進み、効率よく働くことができるようになったり、お家にいる時間が長い分、新しい趣味に挑戦してみようといった新しい考え方も生まれてきています。ウィズコロナの生活をポジティブにとらえ、うまく付き合っていくことも大切ですよね。
その中で、住宅に求められる要素としては以下の3つの考え方があります。
・ウイルスを持ち込まない
手洗いうがいをはじめとしたウィルス対策を日常生活にさりげなく取り入れて、スムーズに行える動線や間取りが求められています。いつかコロナが落ち着いたとしても、インフルエンザや花粉症対策にもなりますね。
・ワークスペースの確保
リモートワークの普及により一気に需要が高まったワークスペース。将来的には、学校の授業など様々な場面でもオンライン化が進む可能性があるので重宝するはずです。
・おうち時間の充実
たとえば、お庭でアウトドア気分を味わったり、コーヒーを豆から挽いてゆっくりカフェ気分を味わったり、ヨガや筋トレを始めてみたり…。お家の中での楽しみ方は様々です。やりたいことによっては、それに合わせた所要スペースや収納スペースの確保が必要な場合もあります。
ウィズコロナのおススメの間取り
ここでは先ほど挙げた3つの考え方からおススメの間取りを具体的に紹介していきます!
ウイルスを持ち込まない
・玄関から直通できる洗面台
帰ってきてからの手洗いうがいは必須事項です。間取りを考える際は、玄関から直接アクセスしやすい洗面化粧台の位置を検討しましょう。どうしても玄関と水廻りが遠くなってしまう場合は、帰宅後の手洗い専用の洗面台を設けることもひとつの手です。(写真:施工実例O邸)
・帰宅動線や収納を考える
外出用のコートやカバンを仕舞うシューズクロークやファミリークロークを帰宅動線上に設けておくと、より内部へのウィルスの侵入リスクを減らすことができます。玄関からキッチンまでの動線の検討や、冷蔵庫に仕舞うまでの買い物袋を一旦置いておくカウンターを考慮しておくとより衛生的ですね。また、外出時のマスクの置き場所も考えておくとマスク忘れの防止にもなり便利ですよ。(写真:施工実例H邸)
ワークスペースの確保
以下のようにいくつかのワークスペースのスタイルがあります。ご家庭の状況に合わせて検討下さい。
・オープンスタイル
LDKの一角をワークスペースとするスタイル。お家のこともこなしながら在宅ワークをされる方におススメです。お子さんのスタディスペースとしても使用できます。ただし、リモート会議などがよくある方には音の問題があるので向かないかもしれません。(写真:富山第2展示場)
・セミオープンスタイル
LDKと空間としては繋がっているけど少し離れた位置に設けるスタイル。家族の気配をある程度感じながらも集中して作業できます。(写真:インサイト)
・個室スタイル
完全にドアで仕切ってしまうスタイル。個室なので、周りを気にすることなく仕事ができます。よくリモート会議などの通信をされる方におススメです。デメリットとしては一番場所を取ってしまうことと、個別にエアコンが必要になってくることです。(写真:施工実例S邸)
おうち時間の充実
・テラス、ウッドデッキ
在宅ワークでのリフレッシュや、出かけることができないときの遊び場としておススメです。天気の良い日にちょっと外でコーヒーを楽しんでみたり、BBQをしたり…。また、お子さんの外遊びにも使えますよ。テラスやウッドデッキがあれば、お家での活動の幅が広がります。(写真:大海寺野まちかど展示場)
・インナーテラス
家の中のタイル貼りのスペース。筋トレなどの運動や、アウトドア家具を使ってお家でキャンプ気分を味わってみたり、植物を育てたりと、床の傷つきを気にせずタフに使えます。(写真:施工実例U邸)
・シアタースペース
お家で映画を思いっきり楽しみたいという方は、シアタースペースはいかがでしょうか。一部屋取って専用の空間をつくるのももちろん良いですが、今は白い壁に投影するだけで十分楽しめるプロジェクターもたくさんありますよ。照明一体型のプロジェクターも話題になっていましたね。もしお家シアターを考えているのであれば、壁の位置、配線、座る位置も考慮して計画していきましょう。(写真:施工実例F邸)
・おうちカフェ、おうち居酒屋
お家で楽しめることといったら「食」もそのひとつですよね。キッチンの前にカウンターを設けてカフェのようにしてみたり、夜は居酒屋のようにお酒を楽しむのも良いですね。コーヒーメーカーやビールサーバーなどプラスαの家電を置くスペースを確保しておけば、より本格的な気分を味わえるかもしれません。(写真:施工実例M邸)
ウィズコロナのおススメの設備
ここではウィズコロナの生活におススメの設備を紹介していきます。
・宅配ボックス
コロナ禍の影響でネットショッピングが増えてきたご家庭も多いのではないでしょうか?不在時でも荷物を受け取れる宅配ボックスは対面での受け取りを少なくできるので、衛生面や防犯面でもメリットがあります。宅配ボックスの設置のためのスペースを考えることはもちろん、電気配線が必要なものもありますので事前に確認しましょう。
・タッチレス設備
家庭内での感染経路として、ドアノブやスイッチ、水栓のレバーなどが挙げられます。その対策として、センサーで感知して水が出るタッチレス水栓や、人が通ると点灯するセンサーライトがあります。また、ドアには引き戸を採用することで開けっ放しにできるため、より接触を減らすことができますよ。
・パントリー(食品庫)
買いだめをするご家庭であれば、パントリー(食品庫)がとっても役に立ちます。防災の観点からも食料をストックしておける場所があると安心ですよね。特に大型スーパーなどでたくさんの冷凍食品を購入されるご家庭は、パントリーにサブの冷凍庫を入れられるスペースと配線を確保しておくと便利ですよ。
まとめ
今回はウィズコロナの生活でおススメの間取りについてお伝えしました。コロナウイルスによって生活様式が大きく変化し、住まいに求められる内容も変わってきた昨今。よく「間取りは10,20年先の将来のことも考えよう」といわれます。ご家族のライフスタイルの変化や、コロナが終息した未来も見据えて、間取りの検討をしていきましょう!