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湿気が住宅と暮らしに与えるリアルな影響とは?

2025年06月20日

こんにちは、リョウです

富山県は、豊かな自然と落ち着いた住環境に恵まれた地域です。
しかし、家づくりにおいて忘れてはならないのが「湿気」です。

富山県は、年間を通じて降水量が多く、冬は湿った雪が降り続けるなど、湿度が非常に高い地域です。この湿気は、建物や暮らしにさまざまな影響をもたらします。

今回は、「湿気によってどんな問題が起きるのか?」という視点から、富山県で家を建てたり住んだりする際に知っておきたいポイントをまとめました。

 

■ 湿気が“住宅”に与える影響

● 構造材の腐食やゆがみ

湿気を長期間受け続けると、柱や土台などの木材が腐朽したり、収縮・膨張を繰り返して建物のバランスが崩れることがあります。これにより、床鳴りや壁のヒビ、建具のズレといった「住みにくさ」につながるケースもあります。

● 結露の発生と見えないダメージ

富山の冬は寒暖差が激しく、窓や壁内に結露が発生しやすくなります。この「内部結露」は気づきにくく、断熱材の劣化やカビの繁殖、構造材の腐食など、住まいの寿命を縮める原因になります。

● 断熱性能の低下

 

断熱材が湿気を吸ってしまうと、その機能が低下します。結果的に、「冬は寒くて、夏はジメジメ暑い」という快適性に欠ける家になってしまう可能性もあります。


■ 湿気が“暮らし”に与える影響

● カビやダニによる健康被害

高湿度の環境では、カビやダニが繁殖しやすくなります。とくに、押し入れ、洗面脱衣所、北側の部屋などではカビ臭さが気になり、アレルギーや喘息といった健康リスクも心配されます。

● 洗濯物が乾かない

雨や雪が多い富山では、外干しができない日が続きます。さらに室内の湿度も高いため、部屋干ししても洗濯物が乾きにくいという悩みはつきものです。生乾きのニオイもストレスの一因になります。

● においや空気がこもる

湿度が高いと、空気がこもりやすくなります。料理や生活臭、さらにはカビ臭までが室内に残りやすく、空気の質が下がることで不快感や体調不良につながることもあります。

 

■ 富山の湿気は“見えないストレス”になる

富山の湿気は、ただ「じめじめして不快」というだけでなく、家の耐久性・健康・暮らしの快適性すべてに影響を与える重要な要素です。
日々の暮らしの中で、気づかないうちに積み重なる湿気のストレスは、長い目で見ると住宅の価値や生活の質を大きく左右します。

 
 
 

富山県の家づくりで避けて通れない「湿気」。
それは、建物にとっても、そこに住まう人にとっても、大きな影響を与える存在です。

これから家づくりを考える方にとっては、湿気の特性と影響をしっかりと理解することが、後悔のない住まいづくりへの第一歩となるでしょう。

次回はそんな「湿気」との向き合い方について、お伝えしていきます。

 

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