心地よい吹き抜け空間の作り方
こんにちは、SHOEIの家です!
広々とした開放感が魅力的な「吹き抜け」空間。
「自分の家にも吹き抜けを作りたい!」と
考えている方も多いのではないでしょうか。
SHOEIの家でも、これまでに多くの吹き抜けのある家を
建築させていただきました。
吹き抜け空間の最大の魅力は、なんといっても開放感。
隔たりのない間取りや、立体的につながれる空間を作れるので、
広がりのある心地よさを生み出すことができます。
最近は、お子さまが子ども部屋に
こもらないことを望まれるお客さまも多く、
リビングを主体とした家づくりのご要望も増えています。
吹き抜け空間なら、1階と2階のつながりが生まれるので、
2階からリビングの様子が見えたり、
キッチンから2階のお子さまの様子を伺えたりと、
どこにいても家族のつながりが近く感じられます。
今回は、いくつもの施工を手掛けてきた経験から、
心地よい吹抜け空間を造る時のポイントを
ご紹介したいと思います。
「高窓」で光を取り込んだ明るい空間に!
吹き抜けは、高いところに窓を作りやすいため、
光を取り込みにくい立地や住宅密集地などでも
室内に自然光を取り込むことができます。
幅の広い窓を設ければ、より広範囲に光を取り込めますし、
縦長の窓であれば奥の方まで光を届けられます。
方角は、南をメインに設けるのがおすすめです。
西や東は、明け方と夕方に日差しを
強く感じてしまう場合がありますが、
南向きの窓は、適度に日差しを取り入れてくれるので、
大きめの窓を作るのに適しています。
冬は光を取り込むことで
室内を温める暖房効果の補足にもつながります。
また、窓越しに空が見える時は、
大きめの窓を設置して空間の抜け感を出せば、
より開放感を味わえます。
「階段」で開放感×軽やかな印象を演出
吹き抜け空間におすすめの階段は、
軽やかな印象を与えるスケルトン階段。
もしそれが難しければ、腰壁を作らずに
手摺をスチールで仕上げてみてはどうでしょうか。
下半分に腰壁を作っても、上部分が抜けていれば、
より奥まで視線が届いて広がりを感じられます。
吹き抜けに適した場所
SHOEIの家で吹き抜け空間をご提案する時は、
LDK全体を吹き抜けにするケースはあまりありません。
それは、照明器具との関連性。
ペンダントライトを設置することの多いダイニングでは、
天井が高いとコードが長い特殊な照明を選ばなければならず、
選択肢が限られてしまうからです。
また、天井に高低差を作ることで
生まれる嬉しい効果もあります。
人は、天井の低い空間から高い空間へ抜けたときに
開放感を強く感じるため、
例えば、天井が低めの廊下から
吹き抜けのリビング空間にでられるような
動線を作ってあげると、より開放感が際立ちます。
このような対比の効果を利用してあげるのも、
空間作りのポイントです。
2階スペースを上手く活用
吹き抜けでつながるスペースには、
お子さまの勉強やワークスペース、
家族の共有スペースを作るのがおすすめです。
ご家族が同じ空間で過ごせる安心感が得られるだけでなく、
空間に奥行き感が出て吹き抜けの良さを
さらに生かすことができます。
壁を作らずに手摺だけにすれば、
視線が奥の方へ抜けてより広さを感じられますよ。
これらのポイントを聞いて、
みなさんはどのような吹き抜け空間を
作りたいとおもわれたでしょうか。
家づくりには、こうしないといけない
という決まりきった形はありません。
吹き抜けを設計する時も、
開放感を重視するのか、
2階とつながる空間を作りたいのか、
採光豊かな空間にしたいのかで
設計・デザインは変わってくるので、
お客さまのお話しをじっくり伺った上でご提案をしています。
また、お客さまの中には、
「吹き抜けは寒いのでは?」と心配される方もいらっしゃいます。
たしかに、天井のあるお部屋より
空調が効きづらいかもしれませんが、
しっかりと断熱・気密性能のある
住宅であれば問題ありません。
合わせて、SHOEIの家で取り扱っている
「床下冷暖房設備 オンレイ」のような
床下暖房設備を採用するのもおすすめですよ!
お打ち合わせの際は、このようなデメリットも
しっかりとお伝えしてご提案いたします。
設計士とじっくり対話をして、
理想の吹き抜け空間を作ってくださいね♪