住まいの知恵袋「出窓」
出窓は、建物の外壁よりも外側に突き出した窓のことで、建築基準法では、床面からの高さが30cm以上で外壁から突き出た部分が50cm未満であれば床面積に含まれないと定義されています。
外観を西洋風に演出できるうえ、室内空間が開放的になることや、窓が立体的になることでガラス面が広くなり、外光を多く取り入れることができるなど、さまざまなメリットがあります。
しかし、その反面、夏は熱がこもりやすく、冬は結露が生じやすくなるなどのデメリットもあるので設置には注意が必要です。
一般の住宅で出窓を検討する際は、夏場に暑くなる南側には出窓を設置しない、冬は冷気がたまり結露が発生しやすい北側の部屋は避けておくのが無難でしょう。