深夜まで熱を保持する外壁
こんにちは。
このような暑い中、高校野球などのスポーツをしているのは大変だと思っている野島です。
熱中症には気を付けて、白熱した試合をしてほしいと思っています。
今日は暑い時期になってきたので、外壁について少しお話をしてみたいと思います。
富山県の場合、外壁に使用されるのは一般的に「窯業系サイディング(セメントに塗装をして焼いたもの)」か「ガルバリウム鋼板(亜鉛やアルミなどの金属板)」が使用されています。
これ以外にも外壁を細かく分類すれば、木材を使用したり、サイディングに吹き付け塗装などをしたり、FRPで作られた商品などもあります。
今回は暑い時期の話になりますので、窯業系サイディングの蓄熱について少しお話したいと思います。
・深夜まで熱を保持する外壁
外壁の中でも窯業系サイディングは重たく、一度熱を持つとその熱を夜になっても保持します。
そしてその保持した熱そのものは直接的には家の中に持ち込まれませんが(外部通気によりふつうは排熱される)、サイディング自体から熱線(輻射熱)が発生します。
この輻射熱は遮熱防水シートなどを使用すれば家の中に侵入できなくなりますが、会社さんによってはこの遮熱防水シートを使用していない場合もあります。
このような場合ガルバリウム鋼板などを日当たりの良い面(南や西面)に採用してみたり、水を外壁にかけるなどすればある程度は回避できます。
最近では窯業系サイディング(セメント)ではなく金属サイディング(ガルバリウム鋼板に断熱や遮熱が付加されたもの)もありますので、それを使うことでも回避できます。
しかし住宅は30年以上住むものであり、今回の話は暑い時期だけですのであくまで一つの参考程度にしておき、自分の好きな柄やデザインを選ぶことの方が自分はいいと思います。
どうしても決まらないときに、「そういえば窯業系サイディングは蓄熱するんだった」くらいに思い出してもらえたらいいかと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
~温かい人が集まる暖かい家 NOJIMAのゼロ・ハウス~
野島建設株式会社 社長 野島比呂司