COLUMN住まいのコラム

建売住宅 VS 注文住宅

イエタッタ編集部
2020.03.06

家づくりを始めるにあたって、建売住宅と注文住宅があります。

一度は耳にしたことがあると思いますが、それぞれの特徴を説明できるでしょうか。

改めて内容を把握し、最適な選択ができるようにしましょう。

 

1.建売住宅とは

建売住宅とは、土地に住宅が建てられた状態で、セットで販売しているものを指します。

主だった特徴は以下の通りです。

 

<土地>

セットでついてくるので、探さなくてよい

 

<間取り>

あるものから選ぶ、選択の幅は狭い

 

<デザイン>

あるものから選ぶため、選択の幅は狭い

 

<完成イメージ>

既に建っているので、暮らしがイメージしやすい

 

<仕様・性能>

あるものから選ぶため、選択の幅は狭い

高性能な断熱性能、耐震性能の建売は非常に少ない

 

<コスト>

コストパフォーマンスが高いように作られているので、リーズナブルなものが多い

 

<入居までの時間>

売買ができ次第、即入居可能

 

<工事の様子>

確認できないので、手抜きがあってもわからない

 

建売住宅の最大のメリットは、既に建っているので暮らしがイメージしやすい点です。

また、それに対して価格が明確に表示されているため、自身の価値観と合うか合わないかの判断がしやすいのも魅力。

この物件にしようと決断ができれば、住宅ローンの審査を受け、売買契約を交わし、引渡を受け次第入居できます。

スムーズに進めば、1~3ヶ月程度で入居可能です。

価格的には、コストパフォーマンスが高いように住宅会社が選りすぐって計画しているので、注文住宅に比べればリーズナブルな傾向にあります。

一方で、間取りやデザイン、仕様・性能は、あるものから選ばなければなりません。

コストパフォーマンスが高いつくりのため、間取りやデザインは類似したものが多く、高性能な断熱性能、耐震性能の建売住宅は少ない傾向です。

まれな話ですが、工事期間中の様子が見れないため、もし手抜きがあってもわからないという不安もあります。

 

 

2.注文住宅とは

注文住宅とは、ユーザーの希望に応じて一から設計した住宅を指します。

主だった特徴は以下の通りです。

 

<土地>

無ければ探さなければならない

 

<間取り>

自由に選択できる

 

<デザイン>

自由に選択できる

 

<完成イメージ>

図面、パース、模型等からイメージできる想像力が必要

 

<仕様・性能>

自由に選択できる

 

<コスト>

選ぶ仕様によって異なる

打合せで決めていくので、建売に比べて人件費は高くなる

 

<入居までの時間>

設計で半年、工事で半年、合わせて1年が目安

 

<工事の様子>

その都度確認できるので、間違いがあれば指摘して修正可能

 

注文住宅の最大のメリットは、自身の価値観に合った住まいとして一から計画できる点です。

住宅会社と打合せをしながら一から間取り、デザイン、仕様を決めていき、工事の様子も確認できることから、納得のいくこだわりの家づくりができます。

その反面、毎回打合せで人が動くこと、イメージしてもらいやすい資料を準備すること等、人件費が多くかかるため、建売住宅よりもコストが高い傾向です。

また土地が無い場合は、土地探しも必要なため、建売住宅以上に労力がかかります。

 

 

3.こんな人は建売住宅を選ぼう

・間取り、デザイン、仕様・性能に強いこだわりがない

・住まいに暮らしを合わせられる

・スピーディーに入居したい

・購入費用をおさえたい

 

 

4.こんな人は注文住宅を選ぼう

・間取り、デザイン、仕様・性能に強くこだわりたい

・自身の暮らし方にあった住まいをつくりたい

・暮らしについてじっくり考えたい

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