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【トレンドに流されない家づくり】あえて「白」を基調色にし続ける工務店の理由とは?

2025年12月16日

最近、住宅デザインのトレンドは「グレージュ」や「くすみカラー」が主流です。ショールームでも、こうした優しい色合いの壁材や水回り商品が目を引きます。

確かに落ち着きがあり、お洒落な雰囲気が魅力ですが、私たち野末建築は、こうしたトレンドがあるにもかかわらず、住まいのベースカラーに**「白」**を選び続けています。

その理由は、一過性の流行ではなく、**「永く、快適に、そして飽きずに愛せる住まい」**を実現するため。今回は、白を基調色にする3つの大きなメリットと、その設計思想についてお話しします。


理由1:日中照明いらず!光を最大限に活かす「反射・拡散効果」

私たちが家づくりでこだわることの一つが「日中は自然光だけで過ごせる住まい」にすることです。

これを実現する上で、白は最強の色です。なぜなら、入ってきた光を最大限に反射・拡散してくれるからです。

  • くすみ系の色は光の反射が弱く、どんよりとした曇りの日には照明なしでは過ごせない家になりがちです。

  • 白は、たとえ光が少ない日でも、外から入ってきたわずかな光を効率よく室内全体に広げます。

この光の魔法のおかげで、自然光の下で明るく快適に過ごせ、電気代の節約にも繋がるという、最も実用的なメリットがあります。

理由2:いつの時代も飽きがこない「コーディネートの無限の可能性」

家を建てた後、家具や小物、観葉植物などで暮らしの彩りはどんどん変化していきます。

ベースを白で統一しておけば、木材のナチュラルな色調やグリーンの鮮やかさ、さらには流行の差し色やアートも違和感なく受け入れてくれます。

**「家そのものは普遍的、暮らしは新しい」**という状態を簡単に保てるのが、白の最大の強みです。家具や小物で気軽にトレンドを取り入れられるため、「流行に左右されず永く愛せる」家になるのです。

理由3:家を「永く愛せる器」にするための設計思想

家そのものに色を使いすぎると、後から搬入される家具や小物と色が喧嘩し、統一感がなく落ち着かない空間になってしまう可能性があります。

私たちは、壁や床、ドアといった家本体を、**「住む人の個性を映すキャンバス(器)」**と考え、あえて主張のない白で統一することを推奨しています。

これは、「家そのものには色を使いすぎず、暮らしの『彩り』は家具や小物で表現する」という設計思想に基づいています。飽きがこず、暮らしの変化に対応しやすいという点でも、白はベースカラーとして最適な選択と言えるでしょう。

まとめ:色に迷ったら「白」の普遍性を再考しよう

白は「シンプルすぎて面白みがない」と感じる方もいるかもしれません。

しかし、白は**「明るさ」「快適性」「普遍性」**という、家づくりにおいて最も重要な要素を静かに支えてくれる、素晴らしい色です。

新築やリフォームで色選びに悩んだら、ぜひ白の持つ力を再考してみてください。この選択が、あなたの家を「永く愛せる場所」へと導いてくれるはずです。


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